校長室から



学校長 山﨑保義





平成22年度 学校経営計画



杉並区立桃井第二小学校
教 育 目 標

心身ともにたくましい子ども

○進んで学ぶ 子ども
○進んで体をきたえる 子ども
○なかよく助け合う 子ども







◇ 平成22年度基本方針 ◇

教育目標の変更はありません。ピア・サポートの考えは本校の特色の一つとして継続していきます。平成22年度より新学習指導要領に基づいた教育課程を編成し完全実施していきます。平成21年度の実践は基本的に継続していきますが、重点としては、下記の9項目について推進していきます。


1.学力の向上に努めます。
2.優しさを追求します。
3.体力の向上に努めます。
4.食育を推進します。
5.環境教育を充実します。
6.読書活動を推進します。
7.ことばの教育を推進します。
8.学校運営を工夫します。
9.学校評価の充実に努めます。(自己評価)

(※項目は、新たに取り組むことや改善する内容です。以下を参照してください。)



= 学 力 の 向 上 =

学校教育の大きな目的の一つは、子どもたちの確かな学力を身につけさせることにあります。最近の本校の実態をみますと、やや数値的には右下がりになってきており、学力向上が大きな課題の1つになっています。その解決方法にいくつかの策がありますが、その中で「量と質」の確保が大切と考え、実施していきます。

1.量の確保 授業日数
22年度は196日(高学年197日)です。21年度は195日でした。 
授業時数は22年度もぎりぎりです。1日の時数をこれ以上増やすことはできません。
量も学力向上の重要な要素です。
[具体策]
○学期の2回程度土曜日授業を行い振り替え休日を行いません。
○夏季休業中を3日程度短縮します。

2.質の向上
(1) OJT 教員相互で学びあう体制・主に若手教員を中心に組織的に行います。
○10年以上経験者は、若手教員の授業を参観し指導にあたります。
○校務分掌も毎年同じではなく、いろいろな分掌を経験します。

(2) 指導方法の改善
○算数少人数指導を更に充実させます。
教材・指導形態の工夫 学習サポータの活用。
○6学年教科担任制の導入 できる教科から実施します。
22年度は、国語・社会・理科・体育で実施します。
(専科、算数少人数は従来通りです。)
○個別指導の充実 会議や時程の工夫で放課後の時間を確保するなどします。

(3) 校内研究・授業公開
本校はすでに、研究を通して、先生同士の授業を参観する風潮はできていると思いますが、更に一歩進めて「授業を見ていただく・見させていただく」環境を構築します。
一人一人の先生方の授業力の向上が子どもたちの学力に結びつきます。よい教材、指導方法は真似していくことも大事です。持っている経験や知識は年齢に関係なく学びあえるようにします。
○経験1校目の教員は年5回以上、先輩の授業を参観します。
○経験2校目以上の教員は若手の授業を年間3回以上参観し、指導を行います。
計画は、副校長・主幹を中心に立案します。平常の姿を参観し学びあいます。
○経験の浅い先生は、先輩を講師にして小研修会や小グループでの研究会・勉強会も
積極的にやりましょう。

= ピ ア ・ サ ポ ー ト =

本校の特色の一つである「ピア・サポート」の実践も5年が経過しました。一部には浸透してきているようですが、形骸化もしています。指導の結果、日々、子どもたちが実践しているかを検証する必要があります。(今現在も検証が必要です。)
[具体策]
○ピア・サポートの指導、年間10時間程度ワークシートを活用して実施します。
○学年会などで必ず、子どもたちの実践力を評価、検証します。
不十分な点は学年または学校として指導徹底していきます。
○学期に1回程度、職員会議や生活指導全体会などで実態を検証します。
○生活目標・周目標などとピア・サポートの内容をリンクさせる方法も考えられます。

= こ と ば の 教 育 =

日本語や日常の言葉の乱れが気になります。学校の役割には、文化の継承もあります。正しく美しい日本語を身につけさせたいと思います。杉並区教育員会の作成した「広がる言葉」の教材を活用し年間を通して指導していきます。  
○「言葉の教育」の推進校を受け、教材等有効に活用します。
○指導時間を確保します。例)朝 8時30分~8時45分  週2回 年間65回程度
・15分×3=45分 カウント1時間 国語として位置づけます。




◇ 具体的教育到達目標 ◇

各教育活動での具体的到達数値目標等は下記の通りです。年度の途中に1回、年度末に1回、学校評価の自己評価表で評価を行います。P・D・C・Aサイクルに従い、年度途中であっても改善すべきは提言し改善していくようにします。また、気がついたことはメモし全体学校評価に反映していきます。目標数値は、ハードルを若干高くしています。学年末総合学校に反映します。また、次年度の教育課程編成の基礎資料にもなります。


[01] 教育目標・教育課程に関すること
○教育目標を全教育課程で70%以上具現化する。
○新学習指導要領に基づいた学習を90%以上実施する。
○各教科テストで80%以上の児童が90点以上獲得する。
○スポーツテストの結果で区平均を70%以上の児童が上回る。

[02] 授業の工夫や改善に関すること
○週の指導計画をたて、指導法や教材を工夫し授業改善に努める。
○学級パソコンを活用した授業を年間10回以上実施する。

[03] 特色ある教育に関すること
○ピア・サポートの学習を年間10回以上実施する。
○全児童が年間20冊以上本読む。
○教科担任制を6年生で90%以上実施する。
○複数の中学校と4回以上組織的に連携を図る。
○言語指導を通して児童の90%以上に日本語に興味関心を抱かせる。

[04] 生活指導に関するもの
○児童の実態を把握し看護当番の職責をはたす。
○いじめの早期発見に努め組織的に解決を図る。
○不登校児童に対して家庭、専門機関と連携し、組織的に解決する。
○生活指導上に課題のある児童の発見に努め、組織的に課題解決を図る。

[05] 校務分掌に関すること
○組織を機能化し、分掌を効率的に行い会議を50%削減する。
○校内情報の90%は事前にパソコンの回覧板を活用し情報を発信する。

[06] 地域・保護者との連携について
○年5回の学校公開を行い、地域、保護者の方から理解を得る。
○勤務時間外であるが、地域行事へ年2回以上参加するように努力する。
○児童の課題に対して、保護者や関係機関と連携をとり組織的に解決する。

[07] 研究・研修に関すること
○校内研究定例会を毎月1回以上行う。
各自でも日々の授業で研究内容を検証していく。
○OJT研修で主任教諭、経験豊富な教諭は年1回以上講師として若手を指導する。
○都、区の主催する研修会に長期休業中等で1回以上参加し、研修を行う。

[08] 健康・安全・食育に関すること
○学校保健計画に基づいた健康教育を90%以上達成する。
○児童が安心して登校できるよう安全指導を徹底して行い校内事故0を目指す。
○食育に関する指導を年5回以上実施する。

[09] 教育施設等の環境に関すること
○児童が安心して学習しやすい環境作りに努める。
○職員室の机上の整理整頓に努める。
○備品、消耗品の管理と予算執行を的確に行う。

[10] 特別支援教育に関すること
○個別支援カード作成し、意図的、計画的、組織的な指導を行う。
○校内委員会を月に1回以上行い組織的な特別支援教育を実施する。





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