12月12日に『盲ろう』の当事者の方や通訳・介助者の方を
ゲストティーチャーとしてお招きしての4年生の総合の授業が行われました。
この日のために、4年生はインターネットや本で事前学習をしてきたとのことで
ゲストティーチャーの方々の来校を楽しみにしていました。
見えない・聞こえない人たちとのコミュニケーション方法として触手話・指点字などの他、
人生の途中で見えない・聞こえなくなったなどで手話や指点字が出来ない人は
手のひらに文字を書くなどの方法があること。
見えないと言っても、完全に見えない人・限られた範囲しか見えない人など
人によってさまざまな見え方があることを学びました。
盲ろう当事者のお2人から、子どもの頃のことを
お聞きしました。
昔は少し見えていた、家族の中で自分だけが聞こえないので
学校に入って初めて手話を教わった。
手話ができる人たちに追いつくのが大変で
小学5年生でようやく1年生の教科書で学び始めた。
声を出す練習をたくさんさせられた・・・等々。
目隠しをして耳をふさいだ状態で、白杖を使って点字ブロックの上を歩いてもらいました。
ここはなにも障害物がなかったのでまっすぐ歩くことが出来ました。
しかし、実際の街の中はどうでしょう。
点字ブロックの上に停めた自転車・歩きスマホや歩きタバコでぶつかってくる人もいます。
見えない・聞こえない人や周囲の人にとってはこれらのマナー違反が迷惑になります。
手引きをするときは、白杖を持っていないほうの手を引くことも学びました。
指点字やかんたんなあいさつの手話も教えていただき、みんなでやってみました。
『障害者差別解消法』の話も出ました。
事前学習をした人の中には、調べた人もいるかもしれません。
今回の授業のポイントとして
★相手のことを正しく知る(理解する)
★思い込み・偏見を持たない
★相手の立場に立って考える→分からない時は聞く
というお話がありました。
ゲストティーチャーのみなさま、ありがとうございました。