学校ブログ

専科 2012年11月22日

♦少人数♦自分だけの考えを大切に

 4年生の「面積」の1時間目で、3種類の長方形を示し、どれが一番広いかを調べる方法を考えさせました。この学習は2年生の「長さ」や、3年生の「かさ」などの 学習とつながっています。

 比べる方法としては、①重ねるなどの直接比較、②決まった広さのものいくつ分かで比べる間接比較 があります。

 子どもたちは、重ねたり、折ったり、切ったりしながら、どれが広いのだろうと予想を立てて調べていきました。

 これまで何回か同じようなやり方で授業を行ってきましたが、今回の授業で写真のような比べ方を考えた子がいました。一番右の緑の正方形をかき、青い長方形を切って正方形の中にはって広さを比べています。黄色の長方形も同様な比べ方をしました。どれが広いのか一目瞭然です。とても感心しました。

 4年生全体を3つのグループに分けて授業を行ったのですが、残念ながら私のグループでは同じ考え方をした子はいませんでした。授業後に担任の先生方とは、よくその日の授業について情報交換しているのですが、そうした中で教えてもらった考え方でした。早速、私のグループでも紹介し、図からその友達の考え方を読み取っていきました。

 学習したことを使って自分の力で解決する力を身につけることができるようにと考えて、いつも算数の授業をしています。子どもたちから出されたいろいろな考え方の良さを子どもたちみんなで共有することで、子どもたち一人一人の力を伸ばすことができます。今回のようなその子なりの工夫が感じられる考え方を、これからも大切にしていきたいと思っています。

  

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