1月9日 3学期 始業式 講話 |
〜幸せな社会をつくるために〜 |
いよいよ今日から 、3学期 が始まります。 3学期の学校生活についてお話しする前に 、 1月 1日に石川県能登半島を中心に 発災した能登半島地震 の被害に遭われた皆様や関係の皆様にお見舞いを申し上 げたいと思います。 1 日も早い復興と日常の生活が取り戻せることをお祈りいた します。 安全と健康には、十分意識を払い、今年の学校生活をスタートさせてい きましょう。 さて、改めて、新年あけましておめでとうございます。今年は、辰年です。 「辰」 は、架空の生き物である「龍」を示していて、龍が天に昇る姿から、出世や運気 上昇といった願いがこめられ、大変縁起がいい生き物とされてきたそうです。 そこで、少し、辰年の出来事を調べてみました。 2012(12年前) 年は、 東京スカイツリーが開業 2000(24年前) 年は、 シドニーオリンピックで高橋尚子選手・田村亮子選手金メダル 1988(36年前) 年は、 青函トンネルが開業 ・ 東京ドーム開場 1976(48年前) 年は 、 アップルコンピュータ(現: Apple )設立 1964(60年前) 年は、 東海道新幹線開通・ アジア初の東京オリンピック開催 こうしてみてくると、大きな建造物が完成したり、日本の人が世界の舞台で活躍 したり、今の生活を支えるコンピュータ技術が広まったりしてきました。 そのた びに 私たちの生活は大変便利になりました。 しかし、人々の生活が便利になっても、変わらないものがあります。それは、「人 と人とのつながり」です。いくら科学技術が発達しても、そこに「人々の幸せ」 がなくてはいけません。幸せは、「誰かを思う気持ち」=「思いやり」から生ま れるものです。 今は、難しい科学技術 について 分からなくても、誰かを思いやったり、みんなが 楽しく学べ たりする学級づくりは、今すぐに考え、実行できます。 時に、友達とのかかわりの中でうまくいかないことがあるかもしれません。そん な時、もし謝ることがあれば謝り、態度を改め、相手はそれを許し、もう一度、 やり直せばいいだけのことです。 「いい学級は、誰かが与えてくれるものではなく、自分たちでつくるもの」とお 話をしてきました。話をしてきました。 3学期は学期は53日と大変短い学期です。どうか、周囲にいる仲間を大切にしながら 学校生活を送っていってください。その気持ちが、次の辰年の日本の社会を築く、 礎になると思っています。そんな学びを深めてください。 3学期も頑張りましょう。これで、お話を終わります。 |