6月5日 全校朝会講話
     〜6月は「ふれあい月間」です〜

さて、運動会が終わり、1週間が経ちました。
運動会では、みんなが一つの目標に向かってとてもよく頑張りました。中には、走るのが苦手だったり、表現運動の動きがなかなか覚えられずに苦労したりした人もいるかもしれませんが、目標に向かって、お互いに力を合わせて練習に取り組めたからこそ成功させることができたのだと思っています。

さて、5月30日(火)に、3年生がプールでヤゴ救出大作戦を行いました。ヤゴは、トンボの子どもです。プールの中には、たくさんのヤゴがいて、3年生では、プールを掃除する前にそれを助け出して、観察したり、育てたりします。

これは、高四小のある人が「オニヤンマの一生」といって、図鑑をもとに調べてくれたものです。読んでみると、卵がいつ生まれるのか、体の大きさはどれくらいなのか、どうやって大人のトンボになっていくのか、分かりやすくまとめてあります。その人は、まとめながらこんなことを言っていました。
「国語や算数は、苦手なんだけど、虫は好きなんだよね。だから、調べたりするのが好きなんだ」そう言っていました。

人には、得意なこともあれば、苦手なこともあります。物事が早くできる人もいれば、じっくり時間をかけて完成させようという人もいます。そういった、いろいろな個性をもった人たちが、一緒に生活を送るのが学校という場です。

時に、「なんで、こんなことできないんだろう。なんで、分からないんだろう」と、思うことがあるかもしれません。そんな気持ちから、陰口を言ったり、いじわるをしたり、相手が嫌がることをしつこくいってしまうことがありませんか。「冗談」や「遊びのつもり」で、やっていたことが、相手を嫌な気持ちにさせてしまうことがあります。

6月は、「ふれあい月間」です。学級の友達のことをよくみて、どんな人なんだろう、この人のいいところはどんなところなんだろう、という気持ちをもって過ごしてみてください。必ず、新たな発見があるはずです。それは、人を思う「思いやり」にもつながります。