12月23日 2学期終業式講話 |
〜「思いやり」と「挑戦」を振り返る〜 |
いよいよ今日は、2学期の終業式となりました。 2学期は8月29日から始まりましたが、思い起こすと、今年の夏の平均気温は100 年以上続く統計開始以来、最も高くなるといわれた夏でした。9月に入ってもその暑さは続き、涼しくなったかなと思ったら、又、暑くなったり、急に寒くなったり、気候の変動が大きかった2学期でした。 さて、今年の高四小テーマは「思いやり」と「挑戦」でした。振り返って、皆さんは、どうでしたか。周囲の友達のことを大切に過ごすことができましたか。「自分からやってみよう」と、あらたに一歩踏み出すことはありましたか。 1年生、葛西臨海水族園に生活科見学へ行きました。広い館内をグループで行動しました。タブレットも使えるようになりました。元気な歌声が響いてくるのは、いつも1年生です。みんなの一生懸命さが、新たな一歩となり挑戦しようという意欲につながりました。 2年生、生活科では、学校の外へ町探検に出ました。その成果は、お家の皆さんにも発表しました。人に発表するには、自分の考えをしっかりもっていなければいけません。よく考え、まとめました。町に対する思いや伝えたい人への思いやりの表れです。 3年生、音楽会では、太鼓を使った大変難しい曲に挑戦し、見事にやり 遂げました。観ていた多くの人が「すごいですね」と感心していました。大成功を収めました。頑張りました。また、学級会の話し合いを積み重ね、大変盛り上がったお楽しみ会を開いていました。挑戦と思いやりの気持ちがなければできない活動です。 4年生、総合的な学習の時間では「伝統工芸」について熱心に学びました。作品を作るたいへんさはもちろんですが、職人の方の気持ちに共感する人が多かったのには、驚きました。その人の生き方に触れることができました。職人さんへの思いやりがなければもてない感想です。 そして、5・6年生。高学年として、学校行事の準備や片付け、縦割班活動や高四まつり等の学校のリーダー、準リーダーとして学校を支えました。宿泊学習についていくと、その場の雰囲気にながされず、一人一人が自立して行動できる力を見ることができました。大変立派でした。 6年生は、あと3学期の3か月、小学校生活を振り返りながら、自分の将来に夢と希望をもてるよう考え過ごしてください。そして5年生は、その姿を見ておいてください。次の高四小の伝統を作っていくのは、皆さんです。思いやりと挑戦の気持ちが十分伝わってきた5・6年生の学校生活でした。 しかし、時々、友達に対する言葉遣いや態度で、気になることもあって、注意することもありました。時にうまくいかないこと、イライラして怒ったりすることもあります。でも、そんな時こそ、先生に相談したり、友達に協力してもらったりしながら、 乗り越えていく必要があります。それもまた、挑戦です。正直で誠実な姿、粘り強く頑張る姿は、周りのみんなが必ず見ています。 今日、教室で先生方より、通知表が渡されます。そこには、一人一人先生方からの学習の様子が書かれています。通知表は、学校での学び全てを今後に生かすためのものです。教科の成績だけでなく、自分の学校生活を振り返る資料として、新しい年、3 学期の目標にしてください。 冬休みが始まります。健康と安全に気を付けて過ごしてください。そして1月9日の始業式を迎えたいと思います。みんなでよく頑張った2学期でした。 よい年を迎えましょう。 これで、お話を終わります。 |