5月20日 全校朝会講話 |
〜「学んだことを活かす」ということ〜 |
先週の24日(金)には、創立85周年の記念行事となる航空写真の撮影と、クラスごとの記念写真の撮影がありました。仕上がりが、今から楽しみです。 航空写真の時に、校庭にでると白線で校章の下書きがあったと思います。あの絵は、朝早くから、係の方が描いていらっしゃったものでした。描いている様子を見ていると、手元の下絵を見ながら、何と棒一本で描いていました。 広い校庭に、棒一本できれいに絵を描き上げることは、すごいことだと思ったので、撮影が終わった後に、「どうやって、絵を描くんですか」とお聞きしてみました。すると、高学年の人は想像できると思いますが、こんな風に教えてくださいました。 「まず、大きな円を一つだけ、メジャーを使って描きます。その後は、自分の感覚で描くんですが、円を等分しながら細かく区切っていって、その交わったところを中心から線で結びながら小さく分けていくんです。小さく分けたら、点と点を結んでいって、校章の形を描いていきます。」という様に教えてくださいました。 そして、もう一つ質問をしました。「一人で、下絵が描けるようになるまで、どれくらいかかりましたか?」とお聞きすると、「3年くらいです。」という答えが返ってきました。そして「当時は、うまくできなく随分と先輩に叱られたものです。」とも、おっしゃっていました。 このお話を聞いて、絵を描くのは、小学校の算数で習う、コンパスや定規の使い方を活用して、円の描き方をもとに活用していることが分かりました。そして、一人前になるまでの3年間、何度もやり直しをしたり、叱られたりしたこともあったけど、それでも頑張って仕事を続けてきた結果、今のような実力が付いているんだなということが分かりました。「頑張る」「諦めない」そういった気持ちの重要性を感じました。まさに、その方の生き方を学んだ瞬間でした。皆さんは、どう思いますか。 このあと、周年行事の取組についての報告があります。 |