6月10日  全校朝会講話
     〜学校生活のあいうえおの「お」〜
先週の6月3日から5日まで、6年生が長野県白樺湖への移動教室へ出かけました。夜には、暖房をつけるほどの場所でしたが、健康に帰ってくることができました。7月には5年生の移動教室が待っています。

さて、今日は、これまでお話をしてきた学校生活のあいうえおの中の「お 思いやり」について、移動教室を振り返って考えたことをお話します。

移動教室は、2泊3日という予定の中で行われますが、当日を迎えるまでには、学年の先生方が綿密な計画を立ててくれます。そして、現地に行くと、ホテルの方や見学先でお世話になる方たちが準備をして待っていてくれます。
こうした中で、「感謝の気持ちを伝えよう」という、お話が移動教室の最中に出てきました。でも、感謝の気持ちは、思っているだけでは伝わりません。どうしたら、伝わるでしょうか。

だれでも思いつくのは、「ありがとうございます」と御礼を言うことです。でも、他にもあります。思いつきますか?

ありがとうございますの他にも、自分が感じたこと、学んだことを自分の言葉で伝えること、来た時よりも、その場所をきれいにして帰ること、質問をしてみること、などが思い浮かびます。これらのことは、人に関心をもっていなければ、できないことです。「人に自分の思いを向ける」、それが思いやりの第一歩だと思っています。

6月は、ふれあい月間です。知らないうちに、自分の要求ばかりになっていませんか。周囲の出来事や人に関心を向けて、よりよい学級や学年にしていくためには、どうしたらいいか考えを深める6月にしてください。