8月30日  始業式講話
     〜周囲の人と力を合わせる2学期に〜
今年の夏も暑い日が続きましたが、朝夕は虫の鳴き声が聞こえるようになってきました。宿題を頑張ったり、自分なりに関心をもったことを追究したり、普段、行くことができないところに出かけてみたり、様々な経験を積むことができたと思います。8月6日、9日、15日と日本の歴史の中で大切な日があると言いました。何があった日か、分かりましたか。

この夏は、パリオリンピックがありました。現在は、パラリンピックが始まっています。夏の全国高校野球も盛り上がりを見せました。2学期を迎えるにあたって、試合後の選手のインタビューを聞いていて気付いたことをお話したいと思います。

試合後、多くの選手はその試合結果によらず、「ありがとうございます」という感謝の言葉を語っていたことです。遅くまで練習に付き合ってくれた人、つらい時に励ましてくれた人、お弁当やユニホーム、試合で使う道具の準備等をしてくれた人、そういった自分を支えてくれた人への感謝について多くの選手が語っていました。

人は、一人では生きていくことはできません。自分の周りで自分の生活を支え、支援してくれている人の存在に気付き、「ありがとう」と言えることは大事なことです。その気付きは「やさしさ」と言い換えることができるかもしれません。

さて、いよいよ 2 学期が始まります。9月19日には、創立85周年の記念集会があります。また、学芸会、運動会、そして学年の行事とクラスや学年の仲間と共に取り組む行事がたくさんあります。高四小の児童のいいところは、自分から挨拶をして、人とかかわりをもとうとしたり、みんなで力を合わせて、よりよいクラス、よりよい学校にしたりしようという気持ちが高いところです。自分の周りの人に目を向け、「ありがとう」といえるようになってほしいと思います。