10月7日 全校朝会講話
     〜学芸会に向けて〜
10月に入り夕焼けチャイムも5時になるようになりました。二十四節季では、「寒露」といって、カラッとした気候に変わり、朝晩が冷え込んでくる時期になるそうです。「寒露」の次が、「霜降(そうこう)」というのを知ると、秋の深まりを感じる頃となります。

さて、今週の金・土曜日には、いよいよ学芸会が行われます。練習の様子を見ていると、その回数を重ねるごとに各学年の演技が上手になっています。
そんな様子をみて、「なぜ、みんなの演技がうまくなっていくのか」と疑問に思ったので、少し演技について調べてみました。いくつか大事なことはあるようですが、「なるほど」と思ったことがありました。

それは、「相手の台詞を読む」ということです。
ちょっと難しいかもしれませんが、例えば
「だいじょうぶ」という台詞でも、
「大丈夫?」「大丈夫!」という言い方や「大丈夫・・・」「だいじょうぶ〜」という言い方一つでその意味合いが変わるのが分かります。演技は「コミュニケーション」だそうです。ですから、別の役の人が言った台詞にどういった意味があって、なぜ自分の役でその台詞をいうのか考える努力をしなくてはいけません。

つまり、演技がうまくなるためには、台本をよく読み、どのようなお話なのか一人一人が理解しておくことが大切だということが分かりました。皆さんは、その努力を先生方と今、積み重ねているのです。

練習もあと数回と聞いています。たくさんのお客さんの心を引き付けられるように、作品に込められた思いが通じるように頑張ってください。楽しみにしています。