11月25日 全校朝会講話 |
〜谷川俊太郎さんについて〜 |
23日(土)には、合唱団の皆さんが、杉並区合唱フェスティバルに参加してきました。先週、この体育館で発表を聴きましたが、より大きなホールできれいな歌声を響かせることができました。よく頑張りました。 さて、ある物語の一節を紹介します。 「広い海のどこかに 小さな魚のきょうだいたちが 楽しくくらしていた。」この、一文を聞いて、思い出す物語はありますか。2年生以上のみなさんは、耳にしたことがあると思います。 この物語は、「スイミー」です。スイミーは、レオ・レオニという外国の作家の方がつくられた作品なので、英語で書かれています。 それを、先ほどの日本語に書き直したのが誰かというと、谷川俊太郎さんという方です。谷川さんは、何と杉並区の出身で、翻訳や絵本作家として活躍された方ですが、先日、92歳でお亡くなりになったというニュースがありました。 谷川さんは、生や死、愛や幸せといった考え方が難しいものを、優しい言葉でその考えた方を表現したと言われています。ハウルの動く城の主題歌や「いるか」「かえるのぴょん」「生きる」など、教科書に載っていたり、どこかで聞いたりしたことがある詩をたくさん作られています。 10月で読書月間は終わりましたが、本や言葉の力は私たちの考えを深め、生きるエネルギーを与えてくれるものです。図書館では、本の名前を手掛かりにして選ぶことが多いと思いますが、ぜひ、谷川俊太郎さんという作者でも本を探してみてください。 今日は、谷川俊太郎さんと本についてお話をしました。 続いて、10月の読書月間を終えて、各学年の推薦図書を読み切った「読破賞」の皆さんを紹介します。 |