プログラミング学習 5年生「正多角形と円」

5年生の算数「正多角形と円」では、プログラミング学習を行う時間があります。本校では、2時間をそれに充てています。

まず、身の周りにどれくらいの数のコンピューターがあるか考えました。児童が学習に使う1人1台専用端末(タブレットパソコン)だけではなく、生活に欠かせない家電のほとんどにコンピューターがあることに気付きました。そのコンピューターはプログラムされた通りに動いていて、身の周りにはたくさんのプログラミングされた物があると分かりました。

小学校のプログラミング学習では、プログラミング言語の修得が目的ではなく、プログラミング的思考をもつことが大切になります。ゴールイメージをもってプログラミングすること、失敗したら修正すること、繰り返しや条件分岐などの工夫をすることなどです。杉並区が所有している「Root」という小型ロボットを使って、それを学びました。

正方形はうまく描かせることができても、正三角形は失敗したことから、回転の角度が「内角」ではなく「外角」であると気付きます。児童は、発見と成功体験を次に生かし、正六角形や正八角形、中にはプログラムに汎用性をもたせ、正二十角形や正三十角形を描かせる子も出てきました。