第5学年 いろいろなコミュニケーション手段を学びました

先日、ろう学校の先生に来ていただき、聴覚障害についてのお話をしていただきました。まずは、「聞こえにくさ」とはどういうことなのか教えていただきました。まったく聞こえない、一定の音は聞こえる、音が欠けて聞こえる、音が重なって聞こえるなど、一言で「聞こえにくい」といっても、様々あることがわかりました。また、聞こえないけれど、補聴器を付けているのは、周りの人たちに自分の状況を知らせているということや、コミュニケーションの方法は手話以外にもあるということについても知りました。

KODAK Digital Still Camera

コミュニケーションの手段としては、 「手話」、「身振り」、「筆談」、「空書き」、「音声アプリ」、「口話」があることを知り、実際に体験してみました。

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いろいろなコミュニケーション手段を使って、先生に質問をしてみました。まずは、身振りに挑戦。全身を使って、伝えたいことを表現しています。

指文字に挑戦。これはとっても難しい!文字の区切れ目がわかりにくく、あらかじめ答えが分かっている私達でも難しかったのですが、先生は部分的にわかると推測して答えてくれました。

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声入力アプリは、あまり見たことがなかったので、みんな興味津々。会話の内容を文字に素早く変換してくれますが、会話をしている相手の音声だけでなく、周りの音も文字として現れるので静かな環境の方がより良いということを知りました。

そのあとは、指文字や手話に挑戦。自己紹介ができるように、練習をしました。みんなあっという間に自分の名前が伝えられるようになりました。

発表も積極的。「前で発表したい!」とたくさんの子たちが手をあげていました。ろう学校の先生方からは、「こんなに意欲的に学んでくれて、とてもすてきな子どもたちですね。」と褒めていただきました。5年生の何にでも一生懸命取り組む気持ちを、これからも大切にして多くのことを学んでほしいと思います。