令和2年度 園だより

7月 副園長 大川麻弓

この数か月間、感染拡大防止のために重要な手段の一つとして、世界中で取り上げられているのが『ソーシャルディスタンス』です。
 他人との距離を2m程度は空けましょう というものであることは、皆さんもご存じのことでしょう。また、それを守って社会生活を送っていることと思います。
 子供園でも、もちろん、生活の様々な場面で、この『ソーシャルディスタンス』を保つための工夫をしています。これまでに配布した各学年だよりでお知らせしてきました。
 このような対策を講じながら、担任として学級の子どもたちの前に立つ時、思うことがあります。

 物理的に、幼児同士あるいは幼児と保育者の距離をとることによって、
 “心の距離”まで離れていないだろうか…
保育者と子どもたちはちゃんとつながっているのだろうか…
子どもたちに、人とつながることの喜びや心地よさを育てて
いくことができているだろうか…


 子どもは、小さければ小さいほど、目に見えるもの、手に触れられるもので判断します。そして、友達や保育者と触れ合うことで、安心し、他者を知り、関わり方を知っていくものです。
今、それが、できにくい状況の中で、私たち保育者は、この見えない“心の距離”だけは離れていくことの無いよう、試行錯誤しながら、子どもたちと向き合い、関わっています。
 保護者の皆様には、これまで、たくさんのご理解ご協力をいただいてきました。ご家庭で過ごす時間が多かった2か月間。その間に、子どもたちは、人と関わる上で基盤となる“安心感”の中にたっぷりと身を置いて過ごすことができました。友達や保育者との関わりの中に、そのような育ちを感じることができ、成長が感じられます。

いよいよ子供園での生活が本格的に始まります。保護者の皆様と共に、子供園の職員一同、なお一層、一人一人のお子様と向き合い、育ちを支えていきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

6月 新しい子供園の生活を作る 園長 五十嵐 美緒子

5月25日、緊急事態宣言が解除され、杉並区から6月以降の子供園の運営についてお知らせがありました。子供園の再開の見通しがもてるようになりました。
これまでも、新型コロナウイス感染症の拡大防止には、皆様に多大なご協力をいただきました。本当にありがとうございました。これまで皆様が「おうちにいること」を実行し、頑張ってくれていました。今度は、子供園が頑張る時です。
幼児の発達の特性上、「3密」を避けることはなかなか難しいことです。子供園では、感染症予防に十分留意しながら、子どもが、安全に安心して過ごすこと、そして楽しい園生活を展開できることを第一に考えていきます。その実現のため、少しずつ子供園を開き、新しい生活の仕方、考え方を、保育者と子どもが共に習慣化し、見直していきます。子どもが、自分の命を守るための行動を身に付けることができるように指導していきます。
園生活では特に食事・午睡時は、できるだけ密を防げるよう工夫し、環境を整えています。6月中は、登園自粛にご協力いただきながら、分散登園を実施し、徐々に保育時間を延ばしたり、段階的に人数を増やしたりして、新しい子供園の生活を作っていきます。

状況により改善しながら、対応も変えていきます。また保育の必要な方(就労以外においても)はご相談ください。家庭での保育や保育時間の短縮が可能な方は引き続きご協力をお願いします。 
今後の国や東京都の方針によって急遽対応が変更になる場合があります。随時、お知らせしてまいります。併せて杉並区ホームページ、緊急時子ども安全連絡網<メール配信>、園ホームページ等をご確認ください。
 園の職員みんなで知恵を絞り、力を合わせて、早くいつもの園生活に戻れるよう、あれこれと工夫し、準備を進めています。
これまでに経験のない事態です。コロナに負けずに、保護者の皆さま、そして、子どもたちも一緒に、乗り越えていきましょう。


資料リンク: お知らせとお願い

ごあいさつ

今年度、下高井戸子供園には、新しく10名の職員が着任いたしました。
職員のあいさつを掲載しました。

よろしくお願いいたします。

資料リンク: あいさつ