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令和4年度 園だより
7月 読書はお好きですか? 副園長 原 麻弓
保護者の皆様は、読書はお好きですか?
“読書”と聞くと、活字がいっぱいの物語、小説を
思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
先日、杉並区子ども読書活動推進連絡会に参加しました。
中央図書館の館長をはじめ、保健センターや保育課、教育委員会などから代表者が集まりました。
それぞれの管轄で取り組んでいる子どもの読書活動について協議する会です。
杉並区では、令和4年度から令和6年度にかけて、杉並区子ども読書活動推進計画を打ち出します。
その推進計画の中の“読書”の定義が、時代の変遷、子どもの変化に合わせたものになったそうです。
【本計画の「読書」とは…物語をはじめ知識の本や事典等のあらゆるジャンルの図書や、雑誌、新聞等を読むこと、また紙以外の媒体(電子媒体等)を使って読むこと等を広く含むものとします。】
つまり、図鑑を読むことも読書、お気に入りの雑誌の連載を読むことも読書、ということになります。そう考えると、初めに尋ねた質問の答えにも、少し違いが出てくるでしょうか。
では、子供園での読書活動を振り返ってみます。
子供園では、毎日、保育者が子どもたちに絵本の読み聞かせをしています。いろいろなジャンルのものを、子どもたちの生活や遊びに合わせて取り入れています。
保育室には、季節の本、遊びに使える本、物語、図鑑などが置かれ、子どもたちはいつでも手に取り、楽しむことができるようになっています。
週末には、一人ひとりが選りすぐりの絵本を持ち帰り、家庭で楽しめるようにしています。
また絵本カードには毎週、保護者の皆様からコメントを書いていただいています。
前述の推進計画に、新しく「家読(うちどく)」の取組が掲げられています。
まさに、子供園で取り組んでいることです。小さな子どもは、初めは聴くことから、そして絵を見て楽しみ、文字に親しみ、文字からイメージを膨らませることへと育てていきます。
この夏は、ご家族みなさんで、読書を楽しみませんか?
6月 ぐんぐん伸びる すぎなみの子 園長 五十嵐美緒子
杉並区では全ての小学校で「幼保小連携教育」をすすめています。子どもの発達や学びを切れ目のないようにつなげ学びの成果を確実に受け止め、次の段階で一層発展できるように就学前教育と小学校教育の円滑な接続を目指しています。
幼保小接続期・・・?
5歳児後半から、小学校1年生の1学期頃までを就学前教育施設と小学校の“接続期”としてとらえています。
子供園・保育園など就学前教育施設では「遊びを通して学ぶ」ことを大切にしています。具体的な体験を通して学ぶ幼児期の子どもたちにふさわしい教育と考えています。
小学校では、「教科等の学習を通して学ぶ」ことが中心です。時間割があり、教科書などの教材を使って勉強していることはご存じの通りです。
学び方の形は大きく変わりますが、学ぶ子どもは同じです。
小学校以降の学習や生活の中で、就学前に育った力を発揮できるようにしっかり連携していきたいと考えています。
子どもにとって小学校入学は楽しみなことです。その一方で新しい生活には大きな不安や緊張があります。
小学校の先生方には、入学前の子どもの生活はまだまだ未知の部分が多いそうです。
私たち子供園の職員も今の小学校入学後の生活を十分に把握しているとは言い切れません。
だからこそ、お互いの教育内容や指導方法の違いや共通点について理解しそれぞれが指導方法を工夫するなど、子どもの発達の特性を踏まえて教育の充実を進めていくことが大切です。
今年度から高井戸第三小学校が、杉並区の教育課題研究推進校として「幼保小連携教育」に取り組みます。下高井戸子供園も高三小と共にこの研究に取り組みます。下高井戸子供園の〜かかわる つながる ふかまる育ちと学び〜が新たにスタートしました。これからも取り組みの様子をお知らせしますね。