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杉並第十小学校校章 
 

 


 【校章の由来】
 杉並第十小学校の校章は、初代浅川乙松校長がデザインしたと言われています。蛍が四匹、頭を寄せ合って、「十」という字を形作っています。なぜ蛍なのでしょう。実は「蛍雪の功」に関係があります。「蛍雪の功」は、昔の中国、晋の時代の史書に綴られている、車胤(しゃいん)と孫康(そんこう)の物語に由来する言葉です。車胤と孫康の二人は、家が貧しく、夜物語を読んで勉強しようにも、灯かりをともす油を買うことすらできないほどでした。車胤は集めた蛍を袋に詰め、孫康は窓の外に雪を積み上げて明りの代わりとして毎日夜遅くまで勉強に励み、努力の結果二人は高位高官まで上り詰めたとされています。「蛍雪の功」は、「大変な苦労をして学問に励むこと」という意味で使われます。浅川校長は、新しく開校したばかりの杉十小に学ぶ子どもたちに、苦労をしてでも勉強する人になってほしいという願いをもっていたのではないのでしょうか。杉十小の校章をご覧になるとき、浅川校長の願いでもある「蛍雪の功」という言葉を思い出していただけたら嬉しいです。(第21代校長 山口京子))


杉並第十小学校校歌        

 
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