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12月5日(金)5校時に5年1組、6校時に5年2組で食育の授業を行いました。
わけあって入っていますという授業です。
これからむかえる楽しい冬休み。
大きな行事といえば、お正月ですね。
そのお正月に食べるものといったら…おせち料理ですね。
おせちに入っている料理のいわれについて学ぶ授業をしました。
今年の5年生は、わりとお正月におせち料理を食べる子が多く、驚きました。
豪華な三段重を用意していただいているご家庭も多々あり、素晴らしいですね。
はじめに、モノクロのおせち料理の絵に色塗りをしました。
色が付いていないと、意外に何の料理かわからない様子。
おせちに入っているものを想像して~と声をかけましたが、
栗の絵が「にんにく」、数の子の絵が「めんたいこ」、里芋の絵が「しいたけ」にも見える様子。
田作りを知らない子も多くいて、「これってなーに?」「煮干しかなぁ?→惜しい!」
班のお友達と相談し、たくさんのつぶやきを出しながら、色塗りが完成しました。
色を塗った正解のプリントと比較をして、「なるほど~」と納得。
一つ一つ料理の説明をしました。
次に、おせち料理とそのいわれについて、考えました。
ワークシートの左側に料理名、右側にいわれが書いてあり、それを線で結びます。
班の人と相談しながら行いましたが、中には意見が割れることも…。
「昆布巻きは…あっよろこんぶ!だよ!!」と気づいたり、
「鯛はめでたいだよね」「れんこんは穴があいているから…」と簡単なものもあったり、
中でも「伊達巻き」は難しかった様子ですが、「消去法でわかった」とのことでした。
班で考えた答えを黒板に貼りました。
最後に答え合わせ。
それぞれのいわれについて、説明をしました。
理由が簡単にわかるものもありましたが、聞いて納得というものもあり、新しい発見があった様子。
最後に感想を書きました。
1組も2組も素晴らしい文章を書いていて、感激しました。
「一つ一つの食材にいろんな意味がこめられていて、昔の人がすごいと思った。」
「おせちを食べるときは、感謝の気持ちをこめて食べたい。」
「おせち料理の勉強をして、いろいろな種類の食べ物の意味を知りました。今度はもっといろいろな種類の食べ物を知りたいです。」
「おせち料理に入っているもののわけがわかったので、お正月が楽しみになりました。」
「ぼくは意味をすべて考えて食べる。母や祖母が作ってくれることがありがたいです。」
感想は1階「食育コーナー」に掲示してありますので、ぜひご覧ください。
おせち料理は日本に伝わる大切な食文化です。
おせち料理を食べる家庭が少なくなってきている昨今、もう一度その大切さを見直す機会になってもらえるとうれしいです。
今はおうちの方に用意していただいているおせち料理ですが、あと10年後20年後、子どもたちが大人になり親になった時に、ぜひ自分たちの子どもにおせち料理を用意することができるような素敵な大人になってほしいと願っています。
子どもたちには、「この学習で学んだことをおうちの人にぜひ教えてあげてね」とお願いしました。
お正月におせちを食べるとき、子どもたちがいわれを教えてくれることと思います。
「今回の授業で出てこなかった料理のいわれについても調べてみてね」と声をかけたので、ぜひ親子で一緒に調べてみてください。