沿革

平成

29年11月25日創立70周年記念式典。祝賀会
26年4月1日19代校長 橋本 剛着任
25年2月13日区教育課題研究指定校「施設一体型の小中一貫教育校における校内組織の在り方」研究発表
21年8月31日校庭一部芝生化工事完成
20年8月31日空調機工工事完成
19年4月1日小中一貫校指定(杉並第四小学校)
19年3月31日プール改修工事完了
19年9月21日創立60周年式典
18年4月1日18代校長 杉山善之着任
18年3月31日校庭全面改修工事完了
10月29日屋上緑化工事完了
8月31日校舎内照明器具工事完了
4月17日体育館落成式
3月8日区文化栄誉顕彰
16年2月20日体育館完成
8月3日耐震補強工事完了
8月22日全国中学校放送コンテスト優良賞
3月11日創立55周年式典
15年1月15日体育館解体工事
14年4月1日17代校長 岩谷俊行着任
11年4月1日16代校長 嶋津 謙着任
9年11月15日創立50周年式典
8年11月19日ダクト前面補修点検工事竣工
7年8月31日放送設備改修工事

8月31日

雨水流水抑制対策工事完了
6年4月1日15代校長 吉田和彦着任
5年3月12日創立45周年記念合唱際
4月1日14代校長 庄野榮祐着任
3月7日「地域活動」東京都教育委員会表彰
4年2月20日「環境教育実践」杉並区教育委員会表彰
3年3月20日玄関通路及び来た門緑地の整備完了
8月31日校舎内部塗装工事
6月2日プール改修工事完了
2年3月26日

休職調理室改築

元年2月20日「健全育成」杉並区教育委員会表彰

昭和

63年4月1日13代校長 中村澄雄着任
62年5月1日創立40周年式典
60年3月25日理科室・特活室増設、職員室改築
59年4月1日12代校長 田澤真一着任
58年7月15日プレハブ2教室増築
56年4月1日

11代校長 宮坂 信着任

55年9月24日FF暖房工事完成
55年1月12日クラブハウス完成
8月31日二重窓改築工事完成
53年4月1日10代校長 馬越慎思着任
10月2日創立30周年式典
52年2月17日杉並区教育委員会研究奨励校(理科)研究発表
51年4月1日9代校長 長谷川義緑着任
50年4月15日6特別教室 完成
4月15日体育館修理完成(舞台・シャワー設備)
47年4月1日8代校長 塙 之良着任
46年6月23日鉄筋校舎特別教室新築落成
ダクト空調設備完成
44年4月1日7代校長 飯田正着任
43年1月2日都区研究協力校「テレビ利用について」研究発表
42年12月9日水泳プール完成
41年3月2日鉄筋校舎8教室増築落成
40年4月1日6代校長 矢田武彦着任
39年3月10日鉄筋校舎6教室及び管リ理室新築落
37年4月1日5代校長 三輪正明着任
7月5日体育館新築落成
35年2月1日6教室増築落成
4月1日4代校長 細内伍郎着任
32年2月9日4教室増築落成
10月1日3代校長 近藤壽輔着任
30年1月2日4教室増築落成
10月1日2代校長 松田希平着任

27年3月4日

校旗制定
26年3月2日校歌制定
24年6月8日教室増築落成
23年8月3日新校舎 10教室建築落成
10月2日校地3,000坪決定
5月2日杉並区立杉並第八小学校教室を借用して開講
22年4月1日杉並区立高円寺中学校設立
4月19日初代校長 船橋福三郎発令

開校記念日

 5月2日は高円寺中学校の開校記念日です。
 そこで、高円寺中学校の歴史を調べてみようと思い、創立50周年記念誌「われらの園」を手にとってみました。歴代の校長先生、教職員の皆様、地域、PTAの方々、卒業生をはじめ、当時在籍していた生徒からも多くの文章が寄せられており、興味深く読むことができました。
 昭和22年4月1日に設立が告示され、5月に杉並第八小学校の教室を5つ借りて開校しました。職員数は初代の船橋校長先生以下9名、生徒数322人の5学級でのスタートということです。また、この月に父母と先生の会も設立されています。10月には杉八小の校庭で最初の運動会も行い、その月に今の校地を取得し、昭和23年3月に新校舎の起工式を行い、8月には新校舎に移転、
10月に自校の校庭で大運動会を開催しました。さきほどの周年記念誌に旧職員の永田先生が開校当時の高円寺中学校について次のように寄稿されています。

 50年前の姿を胸に描きながら高円寺駅を下車する度にその変貌の激しさに心情的に納得のいかない自分をおぼえます。何と言っても高円寺は私のふるさとですから。
 昭和22年といえば高円寺界隈も戦禍の傷跡も生々しく、無残な焼け跡、バラックの掘っ立て小屋、虫の食ったような疎開跡、闇市等々、そうした雑然としたなかにもハンマーの鎚音に日増しに復興の明るさを増す高円寺の街。ちょうどそんな時期に六三制という新しい教育制度が施行され、ここに杉並区立高円寺中学校が誕生しました。初代校長は船橋福三郎氏、前任校は淀橋第二小学校、銀髪と口ひげは初代校長にいかにも相応しい威厳と威圧を感じさせました。府立二中時代にはドルトンプランの教授法で鳴らしたとのことで、学校経営と先生方の掌握には並々ならぬ手腕を発揮されました。(中略)さしあたっての旧校舎は杉並第八小学校の二階、職員室は角の小部屋、職員同士の自己紹介は記憶にありません。入学式には約300人の生徒がきて5学級での開校。大変忙しい日々を過ごしたことを覚えています。次に校地の候補地探し、交渉、買収、実物寄付など多くの町の方々からの多大なご協力により、短期間で用地を整えることができました。決まった用地を全校生徒で掃除したのですが、ガラス、廃材、小石など半日かけてきれいにしました。そして、待ちに待った新校舎への引っ越し。300人で机・椅子を駅の南から北へ運びました。あれから半世紀、高円寺の街も駅も、そして高円寺中学校も当時をしのぶものは何ひとつないほどに一変してしまいました。街に一歩を印した瞬間いつも今浦島の感を禁じ得ません。しかし杉八で不便ではあったけれど一緒に過ごした小年少女一人一人の顔、そしてともに苦労した当時の先生方の面影は今でも脳裏に刻まれております。

 今も昔も、まちの方々からの絶大なご支援をいただきながら高円寺中学校が存在しているということを強く感じます。先月、第68回の入学式を終えたので、高円寺中学校はまもなく70周年を迎えます。そして、平成31年4月には、杉並第四小学校、開校当初お世話になった杉並第八小学校、高円寺中学校が義務教育9年間を通した一貫性のある施設一体型の教育校に生まれ変わります。3つの学校がひとつに。小学生と中学生がひとつに。地域とともにひとつとなっていくことができるよう。当時と時代背景は大きく異なりますが、気持ちは「一緒に過ごした子どもたちのために」という開校当初の精神に立ちかえって、まちの方々とともに新しい学校をイメージし、ともに考えてまいりたいと思います。(学校だより26年5月号より、橋本 剛)