校長 八尋 崇
挨拶
2017.04.03
さわやかな春風の中、平成29年度が始まりました。
子供たちの健やかな成長を願い、教職員一丸となって、安全・安心な学校環境の整備と充実した教育活動を推進してまいります。
さて、私は 岩﨑 義宣 前校長の後任として、4月1日付で足立区教育委員会より着任いたしました 八尋 崇(やひろ たかし)です。他県での教員経験と東京都の5つの区の子供たちと関わってきた経験、合わせて教育行政経験を活かした学校運営を行っていきたいと考えております。
地域とともに「やさしく つよく」育っていく環境づくり
永福小学校の子供たちは、地域や保護者の方々に温かい言葉をかけて戴いたり、コミュニティスクールとして土曜授業等で地域の皆様に関わっていただいていたりするなど、大人も共に自他の人権を大切にしていることを実感しています。また、異学年交流や挨拶運動を通して、他の人を大切にすることが、永福小の伝統となりつつあります。
本校の教育目標である「やさしく つよく」のとおり「自分を大切にし、他の人を大切にする」人権意識の育成に力をいれてまいります。
多様で変化の激しい時代を生き抜く力を養成するために
現在、学校教育において、子ども達が、学校教育を終え、様々な職業に就いて社会の第一線で活躍する20年後、そして30年後の「グローバル社会」をたくましく生き抜くための力を育成する必要が求められています。いわゆる「グローバル人材」の育成です。「グローバル人材」の育成は、単に語学(英会話等)力の育成だけを目指すのではなく、「主体的」に物事を考え、多様なバックグラウンドをもつ、例えば「同僚や取引先、顧客等」に自分の考えを分かりやすく伝え、文化的・歴史的なバックグラウンドに由来する価値観や特性の差異を乗り越えて、相手の立場に立って互いを理解し、さらには、そうした差異から、それぞれの強みを引き出して活用し、相乗効果を生み出して、新しい価値を生み出すことができる「協働性」が必要であると言われています。
永福小の子供たちに、これからのグローバル社会をたくましく生き抜く力を身に付けるために、「主体性」「協働性」の育成を目指し、「主体的で対話的で深い学びの創造」を実践していくための、質の高い学校教育を提供できる教職員集団づくりを進めていきます。
一人一人の人権意識を高め、どんなことがあっても、他の人を傷付けてはならないことを教えるとともに、それを実行できる人としての真の「強さ」を育てていきたいものです。
また、「グローバル社会」をたくましく生き抜くための力を育成するとともに、0(ゼロ)から「創造」することができる「強さ」を備えた子供たちを育成してまいります。
学校・家庭・地域の連携のもとに、社会正義を身に付けた「かしこい」子供たちを、共に育てていきましょう。