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教育相談室より
○生徒のみなさんへ
・利用は休み時間と放課後です
・ゆっくり話がしたいときは予約がおすすめです
1、相談室があいている日に直接カウンセラーに知らせる
2、メモ用紙になまえと希望日時を記入し保健の先生、担任の先生、副校長先生に渡してください
○保護者のみなさんへ
・利用時間 8:30〜12:30 13:30〜16:45
・相談室があいている日に電話で予約ができます
直通電話 5318-3285
・担任または養護教諭に電話等で申し込んでください
・生徒同様のメモを担任、養護、副校長に出してください
腹式呼吸法
人は不安になると、胸で浅く早い呼吸をする傾向があり、その呼吸がさらに新たな身体症状を生みだすきっかけにもなります。深くゆっくりとした呼吸をおなかですることで、不安を和らげることができます。
右手を胸に、左手をおなかに置きます。左手だけが動くイメージで、ゆっくり1・2・3と数を数えて息を吸い込み、ゆっくり1・2・3と数える間息を止めます。その後、もう一度ゆっくり1・2・3と数えながら息を吐きます。息を吐ききったらもう一度ゆっくり1・2・3と数える間息を止めます。これを繰り返しながら呼吸を整え、深く眠っている時のように楽に息をして全身をリラックスさせましょう。
リラックスした状態では、ストレスに対する抵抗力と対応力が高まると言われています。イライラせずゆとりを持てるようになると、感情的・衝動的な行動が減り、過剰な緊張をせずに物事に対処できるようになります。腹式呼吸法を使えるようになり、セルフコントロールができるようになるとさまざまの場面で強い味方になります。
7月のおたより
こんなことをしてます
6月から、1年生のみなさんに1班ずつ相談室に来てもらい、一緒に給食を食べています。教室が遠いため、短い時間の中ですが、相談室を知ってもらうための説明をしたり、中学生になってみてとう感じているか、などの話をしています。毎回、相談室に置いてある箱庭療法の砂が大人気です。
また、今年度は昼休みや放課後の時間を使って、1年生の皆さんと個別にもお話をしています。6月には、今のみなさんの様子を聞くアンケートも実施しました。ご協力ありがとうございます。このような事を通して、みなさんの様子を知っていきたいと思います。2学期からは昼休みと放課後、相談室を開放します。相談したい人はもちろん、特に悩みはないけど、顔を見せに寄ってくれることも大歓迎です。みなさんに会えるのを楽しみにしてます。
行動でストレスを乗り切ろう
1月14日、3年生のみなさんとこのテーマでストレスの流れや対処法(コーピング)について学びました。取り除けないストレッサーに対して、自分の考え・気持ち・行動に分けて考えることを意識しました。このスキルを実際に使おうとすると、自分の気持ちに気づき、考えや行動を変えることでストレスを減らすことができるのですが、1時間という短い時間でもあったので、こんな考え方を知ってもらえればと思い、お伝えしました。
授業の様子やワークシートから受験を前に強いストレスを感じている生徒さんも多くいました。ストレスとは必ずしも悪いものばかりではありませんが、日常生活の中に避けられないストレスはたくさんあります。まずは、それをストレスと受け取るのか、ストレスではないと受け取るのか、実はそこから考えてみることができるのです。
今回の授業が3年生にとって避けられない受験というストレスに向かうための力になれていればうれしいと思います。3年生のみなさんも、1・2年生のみなさんも、ストレスを減らしたいという人、もっと詳しく知りたいという人はぜひ、スクールカウンセラーに声をかけてください。
コミュニケーション
よく耳にする言葉ではありますが「コミュニケーション」とは何なのでしょうか。辞書で調べてみると「社会生活を営む人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達。言葉・文字その他視覚・聴覚に訴える各種のものを媒介とする。(広辞苑より)」と書いてあります。つまり、自分の知っていることや感じたこと、思ったことなど相手と共有したいと思うことをお互いに伝えあうことです。一方的に伝えるばかりでなく、自分が伝えた言葉によって相手がどのように感じるかを考えたり、相手の伝えたいことを理解しようとすることもコミュニケーションの一部なのです。また、言葉だけでなく、雰囲気や表情、ジェスチャーなどを通しても伝えあうことができます。
最近、親や先生、友達とのかかわりの中で、コミュニケーションがうまくいかないと感じている人はいませんか。コミュニケーションの力には、これまでの経験が影響したり、得意・不得意もあります。近年、インターネットやコミュニケーションツールの発展から、人と顔を合わせて話をする機会が減少しています。メールやSNS、LINEなとも上手に使えは、よいコミュニケーションの方法だと思います。しかし、機械が作る文字では、微妙なニュアンスが伝わりづらかったり、相手の表情がわからないため、伝えたいように伝わらないこともあるのではないでしょうか。いろいろなツールを使いながらも、直接相手と顔を合わせて話をしたり、雰囲気を共有するようなコミュニケーションも大切にしていきたいですね。
コミュニケーションの力は、学んで伸ばすことができます。もしも、うまくいかないなど感じることがあれば、らせひ話しに来てみてください。
これって自分だけ
1、朝なかなか起きられない
寒くなり、布団から手せるのがつらい季節です。寒くなると人間は体温調節が難しくなるため睡眠時間が長くなるようです。日の出が遅いのも影響しています。起きる30分前から部屋を暖める。布団の中で伸びをして体温を上げるなど試してみてはいかがでしょうか。また、成長期の今は適度な睡眠時間が必要です。理想は9時間ですが、8時間くらいは寝るようにしましょう。
2、集中が続かない
勉強しようと思っているのに集中が続かない。そう感じたことはありませんか。人間の集中力の限界は90分(中学生であれば45分くらい)、しかし、集中力の波は15分周期と言われています。勉強であれば長時間続けるより、「15分でここまでやる」という短めの目標を立てて、できたら伸びをしてまた15分と取り組むほうがよいかもしれません。
自分のことだけど、なかなか自分の思ったようにいかないことがあります。人間の体のサイクルを利用して、自分にあったやり方を見つけてください。そして、自分に合ったやり方を見つけてください。また、いろいろやってもうまくいかないというときには、相談室を訪れてください、一緒に考えましょう。
自分にあった記憶の仕方
「勉強しているのになかなか頭に入らない」と感じたことはありませんか。記憶の仕方にはタイプがあると言われています。
質問「英単語を覚えるとき、あなたはどのようにしていますか」
1.書いて覚える
2,見て覚える
3,聞いて覚える
4,意味づけして覚える
1を選んだ人・・・体験型で、運動なども考えるより「とりあえずやってみよう」という人に合っています。
2を選んだ人・・・視覚型で、昔のことを思い出すときに、昔見た状況を写真や映像のように思い出す人にあっています。
3を選んだ人・・・聴覚的で、歌の歌詞を見るより聴いた方が覚えやすい、耳に残るタイプの人に合っています。
4を選んだ人・・・意味理解型で、英単語のスペルに覚えやすい音をつけて(たとえばorange=オランゲ)のように覚える人です。興味のないことは覚えられないけれど、興味のあることは突き詰める人にあっています。
自分の考え方と自分のタイプはあっていましたか。うまくいかない感じがある人、興味のある人はさらに別の方法も試してみてください。そして、もっと詳しく知りたいという人は、教育相談室においでください。
自分の気持ちをコントロールする
「イライラしてものすごい勢いで相手に怒ってしまった」「不安や緊張で、やるべきことから逃げてしまった」など、後からもやもやする気持ちで終わってしまったような経験はありませんか。人が怒りや不安を感じるのは当然のことです。しかし、その自分の気持ちを上手にコントロールするというのは、とても難しいことです。出しすぎても抑えすぎても良くありません。
「怒り」で考えると、まずは怒るべきことと怒らなくてもよいことの線引きが大事になります。その境界を意識することは、イラッとして反射的に怒りだす前に、一旦立ち止まることにも役立ちます。例えば、自分の怒りを数次におき替え(0は穏やか、10は人生最大の怒りだとして)、「今の怒りは2くらいだから、相手に怒ることでもないか」などと考えることができます。
人によって感情の強さや感じ方、とらえ方は様々です。自分の特徴を見直してみると対処方法も見つかりやすいものです。もし、自分の特徴を知りたいけれどどうもうまく見つけられない…ということがあれば、すくールカウンセラーに相談してください。一緒に考えましょう。
生活リズムを整えるために
光で整える生活リズム
体内時計は脳内にあり、人間の体はこの時計によってホルモン分泌や睡眠などを24時間周期で調整しています。強い光を浴びるタイミングによって、このリズムがずれ、気分の悪さや不眠、うつといった体調不良につながります。夏休みになると、いつもより遅く寝て、遅く起きることがあると思いますが、一度ずれた生活リズムをもとに戻すのはとても大変です。夏休み中でも早寝早起きをして、体と心の健康を維持しましょう。
遅く起きてしまった日は、起きて1時間以内に太陽の光を浴びることが大切です。そして、夜は寝る1時間くらい前から、室内の電気を弱め、テレビやゲーム、携帯電話やスマートフォンの使用を控え、目や脳を休める準備をしてみてください。いつもよりぐっすりと眠れることと思います。
スクールカウンセラー こんなことをしています
運動会が終わりました。初めての大きな学校行事、みなさんいかがでしたか。「運動が好きだから楽しかった」「運動は苦手だから大変だった」「思ったような力を出し切れなかった」など、それぞれに色々な思いがあるのではないでしょうか。また、運動会の練習を通して、クラスの仲間との関係やクラスの雰囲気にも変化があったのではないかと思います。
梅雨に入り、すっきりしない天気も続く中、何となく心身の疲れを感じている人はいませんか。週末にゆっくり睡眠をとる、好きなものを食べる、仲のいい友達や家族、先生と話をしてみるなど、上手に気分転換の時間を作りましょう。
スクールカウンセラー こんなことをしています
5月末から、生徒のみなさんに相談室に来てもらい、一緒に給食を食べています。「今好きなこと・好きなもの」や「新しい学年になってみて」などの話をしながら、全学年のもなさんと一緒に給食を食べたいと思います。また、6月6日には、今の皆さんの様子をきくアンケートを実施しました。ご協力ありがとうございます。6月11日には1年生のみなさんとソーシャルスキルワーク(他者と上手にコミュニケーションをとる方法)について勉強しました。9月には2年生と、1月には3年生と一緒に勉強してみたいと思っています。
いつでもおいでください
6月を迎え、入学・進級から2ヶ月がたちました。新しい環境や学級にもなれてきたことと思います。これから季節は梅雨を迎えます。また、前期の中間テストも目前に迫ってきました。学校生活でもいろいろな面で負荷がかかってくるころかもしれません。先日から昼食の時間を活用して生徒のみなさんと話す機会も設けていきますが。休み時間や放課後は相談室にいつきていただいても大丈夫です。また、ゆっくりとお話がしたいという場合には予約することも可能です。気軽においでください。また、保護者の皆様の相談も受け付けております。担任や養護教諭または
直通電話5318−3285へどうぞ。
5月の相談室だより
5月になりましたが、みなさん新しい環境には慣れましたか。新しいことに向かう時や、新しい環境にいるということはとてもエネルギーが必要です。体の疲れを感じたら休むのと同じように、心の疲れにも耳を傾けながら過ごしましょう。
今回は4月のころの気持ちを思いだしてください。「新しい環境でのドキドキって何?」というお話です。
新しい環境でドキドキする人、しない人、あなたはどちらですか? いろいろなタイプの人がいますが、ドキドキする人の方が多いのではないでしょうか。ドキドキする人には「わからない不安」が隠れいてます。例えば学校なら、どんな先生かな、あの子どんな子かな、自分がこんなこと言ったら相手はどう思うだろうか、勉強についていけるかな、などわからないことだらけです。では、どうすれば解消されるのでしょうか。答えは知ることです。簡単なようで実はとても難しいことなのです。自分のことでも、自分の気持ちにもわからないことはたくさんあります。まずは自分の気持ちを知るところから始めましょう。今自分は何に不安を感じているのだろうか。何が楽しみで何をいやと感じているのか。話しやすい人と話すことでわかってくることもあります。また、自分の気持ちをノートに書きだしてみるのもお勧めです。そして、次に相手のことを知ってみましょう。相手のことを知るためには相手の話をよく聴く、そして相手と自分の共通点を見つけてみましょう。
それだけでドキドキが少し解消されると思います。ぜひ試してください。そして、もっとこんなことが知りたい。やってみたけどうまくいかなかったなど、気軽に相談室に話にきてください。