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令和2年度 園便り
9月 試行錯誤しながら楽しい園生活を 園長 齋藤 由美
皆さんの元気な笑顔にお会いできることを楽しみにしていました。各ご家庭では、様々な工夫をした夏休みを過ごされたことと思います。報道では、保育施設などでも陽性者が出ており、まだまだ緊張感をもって生活しなければなりません。そんな中での2学期スタートです。今学期も子どもたちにとって、ワクワク、ドキドキの園生活を過ごしながら成長していってほしいと願っています。
1学期は、例年と違った取り組みから、新たな幼児の成長を感じとることができました。
分散登園から始まり、学級を半数に分けて生活や遊びをすすめてきました。新しい先生とのスタートでしたが、学級の幼児を半数にしたことで、一人一人の幼児が、担任の先生としっかり関わることができ、早い期間で安心感をもつことができました。
誕生会では、各学年の育ちに合わせた取り組みをしました。3歳児は、自分の誕生日に近い日に会を行い、より自分が大きくなった喜びを感じることができました。4歳児は、学級で行い、担任からインタビューを受けることで、緊張せず大きな声で名前を言ったり話したりできていました。
5歳児は、「1学期の終わりにぞう組で楽しいことをしよう!」と、自分たちで夏祭りをしました。1学期に遊んだ、車作り、食べ物屋、魚釣り、ゲームごっこなどを活かして楽しく遊びました。また、「うさぎ組も遊ばせてあげたい!」と他学年との交流ができないため、うさぎ組にチケットを渡し、遊ばせてあげていました。うさぎ組の子どもたちも、夢中になって遊んでいました。
また、マスクの着脱、ハンカチで手を拭く、手洗いうがいを繰り返すなど、自分で自分の身を守れるよう声掛けをしてきました。家庭でも日々行っていることで、子どもたちの習慣となっています。そのおかげか、今年は、風邪や病気で欠席する幼児が減少しています。とても良い効果です。
2学期は、運動会や遠足、人形劇鑑賞、子ども会など様々な行事があります。今までと同じようには行うことができません。今までの保育を見直し、今の子どもたちにどんな経験が必要か、今の状況でどんな経験ができるのか、保育者も頭を柔軟にして子どもたちと一緒に、試行錯誤しながら楽しい園生活をつくっていけるよう取り組んでいきます。
これまでに、自分で安心して園生活を過ごし、やりたい遊びに取り組む楽しさが感じられるようになった子どもたちです。2学期は、さらに、自分で遊びを創り出し広げていく力、試したり工夫したりしていく力、諦めない気持ち、友達みんなと思いを出し合って進めていく力を育てていきます。
園での生活や遊びの中には、たくさんの学びがあります。一人一人の子どもたちの「楽しい」「うれしい」「すき」「がんばる」「できる」が増えていくことでしょう。楽しみですね。2学期も保護者の皆様と共に子どもたちの成長を喜び合えるよう、連携を図っていきます。本園の教育保育へのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
9月 ことり組(年少)
☀おひさまチームにとっては久しぶりの子供園。また、☆ほしチームの幼児も久しぶりに
16人の生活に戻り、興奮したり、少し戸惑ったりする姿も見られると思います。
保育者や他の幼児と一緒に、園生活のリズムを取り戻し、安心して自分の遊びが楽しめるようにしていきます。1学期に楽しんだ遊びを楽しみながら、新しいことにも興味を広げていくことができるようにします。また、曲に合わせて踊ったり戸外で走ったりしながら、体を動かして遊ぶ楽しさを感じ、いろいろな体の使い方を経験できるようにします。
9月 うさぎ組(年中)
久しぶりにみんなが集まって遊べることを楽しみながら、少しずつ園生活のリズムを取り戻していきます。1学期にできなかった水遊びにも取り組み、水の心地よさや水で遊ぶ楽しさを味わえるようにします。また、保育者や友達と関わる中で、1学期に楽しかったことや夏の経験を思い出したり、再現したりしながら楽しく遊べるようにします。
運動会に向けては、走る、跳ぶ、一本橋を渡る、投げるなど、いろいろな動きを経験し、体を動かす心地よさを味わえるようにしていきます。また、曲に合わせて踊ったり、イメージしたことを動きで表現したりする楽しさも感じられるようにします。学級のみんなで取り組む楽しさを感じて、一人一人がのびのびと自分の力を出していけるようにします。
9月 ぞう組(年長)
9月は、久しぶりに学級みんなが集まり再会を喜び合えるよう、1学期に楽しかった遊びやみんなで一緒にする活動を再現していきます。また運動遊びに親しみ、体を動かす心地よさを味わえるようにします。
運動会に向けた活動では、学級やグループの仲間と一緒に活動する中で、自分の考えを出したり、相談したりして力を合わせる経験できるようにします。
また、取り組みの中で、一人一人が自分の役割が分かり、自信をもって自分の力を発揮することができるように支えていきます。
8月 知恵を絞った夏休み! 主査 坂巻 治恵
1学期が終わり、いつもより短い夏休みが始まります。今年は今まで経験したことのない状況の中、様々なことにご協力いただきありがとうございました。
7月は雨も多く思うように戸外で体を動かして遊ぶことは少なかった子供園、少しの晴れ間をチャンスとばかりに園庭にとび出していく子どもたちでした。外に行くと、雑草園や畑に来たシジミチョウ、モンシロチョウ、プランターの下のダンゴムシ、などなど虫取り網を片手にワクワクしながら見つけていました。虫捕り網だけでなく、アイスのカップと蓋を両手に持って、はさむようにしてチョウチョウを捕まえている姿を見て、思わず「すごい!!」と感動してしまいました。
さて、夏といえば私は毎年の夏休み全部を、長野の母の実家で過ごしました。月遅れの七夕、畑の野菜の収穫、土手の虫探し、迎え盆と送り盆、東京ではできない体験をたくさんしたことは、私の人生の中でとても大きな影響を受けていて、心に残っています。
先日我が家を大掃除した際、あるボードゲームを発見し、何年かぶりに家族で遊んでみましたが、これが面白い!爆笑の連続でした。わが子が幼少の頃にもそれなりにルールが分かり楽しんだのですが、大人になって遊ぶボードゲームはとても楽しいものでした。小さい頃もやったよね!あの頃はこの意味がわかっていたのかな〜?負けると泣いていたね。などと昔話にも花が咲き、また明日もやろうよと数日ボードゲーム熱は高まったのでした。
夏にしかできないことも勿論あります。しかし、今は我慢の時かもしれません。できないから仕方ないと思わず楽しいことを探してみて、将来振り返った時に、あの夏はこんなことをしたよね!意外と楽しかったよね!と思えるちょっと一工夫の夏にしていきましょう。
そして、今年は8月24日から2学期が始まります。例年とは異なるスタートとなりますが、暑い夏を上手に乗り切って、実りある2学期を元気に迎えられることを楽しみにしています。
夏休みに、子供園から子どもたちの手作りのはがきを送ります。3歳児は、にじみ絵を
4歳児はマーブリングとスタンピングを、5歳児は墨でかいて色付けをした絵を、はがきにして送ります。季節のたよりを楽しみにしてください。